・師長と何度も面接してるのに辞めれない
・引き止めに合っていて辞めれない
・辞めたいと話しているのに、全然話が進まない
師長はあなたに辞めてほしくないと思っています。あなたに辞めてほしくないから、引き止めるし、話が進みません。
辞めるためには師長との面談が必須です。そして、辞めるために師長を説得する必要があります。
私は2回転職したことがあります。ですので、2回師長を説得しました。いずれもかなり引き留めに合いましたが、辞めることができました。
この記事では、師長を説得する方法を解説します。辞めるための手順を知ることで、出来るだけ早く辞めることができます。
辞めるためにするべきことや師長との面談のポイントを押さえて、絶対に辞めてやりましょう。
師長はあなたに辞めて欲しくない

師長はあなたに辞めて欲しくないです。
理由は人員不足になり、職場が痛手となるからです。
新しい人を雇うためには時間とお金がかかります。また、新しい人を雇っても仕事に慣れるまで時間がかかります。
師長が引き留める理由

人員不足になる
人員不足になると、シフトを作るのが大変です。
また、7対1看護など、病棟で決まった看護体制をとるためには人員が必要になります。
病棟に必要な人員が決まっているのであなたが辞めるのは痛手です。
師長や病院の評価が下がる
国でも看護協会でも、病院でも、働きやすい職場作りを推進しています。
たくさんの人が辞めるような職場は働きにくい職場と判断され、評価が下がります。
特に、新人さんや若いスタッフが辞めると評価が悪いです。新人看護師の離職率が高いことが問題となっているため、国でも新人看護師を辞めさせない対策を強化すうよう力を入れています。
だから、若い私たちが辞めるのを師長は嫌がるのです。
おすすめの辞める理由は正直に話すこと

最初から正直に話す
退職の理由はある程度正直に話すことをおすすめします。
なぜなら、最終的に理由を見抜かれるからです。嘘の理由を言っても、引き留めにあったとき上手に切りぬけられなくなります。
そのため、「もう少し頑張ろう」と言いくるめられてしまい、退職の話が進まなくなってしまいます。
後から正直に話す
切り抜けられないと思った時点で、正直に話してもOKです。自分が説得しやすいように話しましょう。
ばれにくい嘘を最後までついて貫き通す
ばれにくい嘘を最後まで貫き通すのもアリです。
例えば、「結婚する」です。
結婚相手が遠くに転勤する予定で、仕事を続けられない。と嘘をついてもいいです。仮に本当は結婚しないとしても、結婚破棄したことにすればいいでしょう。ただし、嘘なのでうまく話を進められなかったり、特に若いと疑われるかも知れません。
もし嘘をつく場合はしっかり考えて嘘をつきましょう。
年度末は辞めやすい

・次の人員が確保しやすい
・キリがいいので退職日をそこまで伸ばされる
年度の初めにある意向調査で退職希望がないか確認されたことはありませんか?
退職予定者を元に、次年度の募集人数が決まります。ですので、年度の初めに年度末に退職することを相談するとスムーズに話が進みます。
逆に、年度途中での退職や急な退職は追加の人員確保が難しくなるので、かなり渋られます。
できるだけ長い期間働いて欲しいので、キリのいい年度末まで延ばされやすいです。
絶対辞めるためにする手順と行動

仕事を辞めるときに一番大変だと思うのは師長に退職の意向を話し、認めてもらうことだといっても過言ではありません。
絶対に辞めるために、師長との正しい対決方法と必殺技を教えます。
師長を説得=師長との対決です。その対決の流れを説明します。諦めず、この通り行動すれば必ず辞めることができます。
①朝一アポをとる
②退職の意向を話す
③退職が認められるまで何度も①、②を繰り返す
書くと簡単に見えますが、かなり根気のいる対決になります。1回で退職を認めてもらえることはほとんどありません。辞めるという強い決意を持って戦いましょう。
朝一アポを取る
「お話ししたいことがあるので、後ほどお時間いただけませんか」
この一言でOKです。このように言われると、師長は大体辞めたいと言われると感づきます。よっぽど忙しい日でなければ、その日に必ず話を聞いてくれます。
退職の意向を話す
退職したいこと、退職希望の時期、退職理由を話します。
退職理由はすべて正直に言わなくていいですが、ある程度本当のことを話しましょう。
なぜなら、嘘の理由を話しても、結局見抜かれるからです。自分の言葉で、辞めたい理由を話しましょう。
退職が認められるまで何度も繰り返す
1回で退職を認められることはほとんどありません。何度か対決になることは覚悟しておいてください。
おそらく「辞めたい」と退職の意向を示すと、「もう少し考えてみて」的なことを言われるはずです。
少し時間をおいて、また師長にアポをとって面談しましょう。
待っていても師長は「考えて見た?」などと声をかけてくれることはありません。自分から立ち向かいましょう。
前回の面談からの期間は希望の退職日によって変わります。今すぐ辞めたい人は数日のほうがいいでしょう。希望の退職日まで期間のある人は1ヶ月くらい様子をみてもいいかもしれません。
しかし、師長にアポをとって退職の意向を話すくらい追い詰められている方は、早めに決着をつけた方がいいと思います。
これを何度か繰り返していると、師長が折れる日がやってきます。これにて対決は終了です。
短い期間で戦いが終わる人もいれば、長期戦になる人もいます。比較的簡単に退職を認めてくれる師長もいれば、なかなか認めてくれない師長もいます。
大切なのは「ぜったい辞めるんだ」という強い心を持つことです。
師長との面談で提案された条件で頑張れそうと思うなら、考え直す
師長と面談しているうちに辞めないための提案をしてくれることがあります。
具体的には以下のことです。
・勤務調整
・夜勤免除または回数減らす
・部署異動
・苦手な人と勤務が重ならないようにする
・仕事内容の調整
実際に私も、勤務調整や夜勤を減らすなどの提案をしてもらいました。
提案された条件で頑張れそうと思うなら、退職は一旦見送った方がいいです。
なぜなら、働き方を少し楽にすれば、また頑張る気力が戻ってくるからです。
疲れていたり心が病んでいたりすると、本来の自分の力が発揮できません。
提案された働き方をずっと続けるのは無理かも知れません。師長の提案に悩むなら、期間を決めて様子を見てみるのもいいかもしれません。そうすれば、仕事を辞めないで済むかも知れないし、いずれ辞めることになっても、やれることはやったと後悔が少なくなるからです。
退職の話が進まないときにすること

退職願を提出する
・何回話しても、退職の話が進まない人
・限界ですぐにでも辞めたい人
ここまで師長との対決の流れを説明しました。
この手順だとかなり労力と時間がかかることがあります。そんなときは退職願を提出してみると話はすぐに進みます。
ただし、半分無理矢理辞める形になるのでおすすめはできません。退職願を提出する場合はよく考えてからにして下さい。
退職願とは
ちなみに、退職願と退職届はちょっと違います。
退職願い
会社や病院に退職の意向を示す書類のこと。
退職の意向は口頭で伝えても構いませんが、書面のほうが本気さが伝わります。
退職願は、病院が承認するまでは撤回可能で、病院が承認後に退職届けを書く流れになります。
退職届
病院が退職を承認後に提出する書類です。
退職届提出後は撤回することができません。
多くの病院では決まった書式があるので、退職届を書くように言われてからの提出でOKです。
退職願いのテンプレート

書き方は決まっているので、この通り書きましょう。
書いたら白い封筒に入れて、師長に提出します。
師長と面談の約束を取り付けて、「よく考えた上で、やっぱり辞めたいです」と言って提出しましょう。
退職代行サービスを使う
これは最終手段としておすすめします。
退職に関する話すらできそうにない人、今すぐ辞めたい人は退職代行サービスの利用を検討してもいいでしょう。
退職代行サービスを利用すれば、病院に行かずにすぐに確実に辞めることができます。

まとめ:師長の心理を知って、絶対に辞めよう!

師長の心理は辞められると困る。
特に急に辞めたいと言われると困る・新人さんに辞められると困るです。
師長も一生懸命引き留めてきます。一生懸命辞めたいと伝えましょう。諦めずに行動すれば、必ず辞めることができます。
なかなか辞められない場合は、退職願を提出したり退職代行サービスを利用することでスムーズに辞めることができます。
仕事を辞めることは人生をいい方向に変えるためのはじめの一歩です。自分の楽しい人生を信じて頑張りましょう。