転職

【体験談】経験の浅い看護師が3年目までに2回転職して幸せになった話

・辞めたいけど勇気が出ない・・・
・仕事辞めるとどうなるんだろう・・・
・辞めた人の体験談知りたい・・・

辞めたいけど、辞めた後どうなるのか漠然と不安に思っていませんか?

3年目未満の経験の浅い時期に私は2回転職しています。初めて仕事を辞めようと思った時に、同じ境遇の人の体験談を読み漁りました。私は体験談を読んで、経験年数が浅くても、転職している人が意外とたくさんいることを知りました。

いろんな人の体験談を読んで、私も仕事を辞めてもいいし、転職していいし、看護師を辞めてもいいし、私の人生を好きに生きていいんだと思えるようになりました。

私がいろんな人の体験談を読んで勇気をもらったように、私も皆さんに勇気を与えたいと思い、この記事を書きました。1つの体験談として皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

1回目の転職について

1年3ヶ月で一つ目の病院を辞めました。辞めた理由はホームシックと疲労の限界です。なぜ私がそうなってしまったのかお話していきたいと思います。

スキルを磨くため、田舎から都会の病院へ就職

私の出身地は超田舎です。自然豊かで、それが嫌で県外に行く友達もたくさんいましたが、私はそんな地元が大好きでした。看護学校も地元で、就職も地元の病院にするものだと思っていました。しかし、希望していた就職先の求人がありませんでした。どうしても極めたい分野がありました。地元の他の病院に就職する選択肢もありましたが、私は県外の、それも私には体験したことのないくらいの都会の病院に就職しました。地元から離れるのは嫌でしたが、5年くらい働いて、スキルを身につけ、また地元に帰って来ようと思っていました。不安でいっぱいながらも、看護師としてバリバリ働くのを楽しみにしていました。

希望とは違う部署への配属でバーンアウトとホームシックに

バリバリ働くのを楽しみにしていましたが、配属されたのは希望とは全くちがう病棟でした。
私はショックで3日くらい、ご飯も食べられず寝込みました。
嫌いな都会に出てきて、やりたいこともやれない。友達もいない。私はどうすればいいんだろう。何年目で希望の部署に異動できるんだろうか。こんなことなら地元の病院就に職すれば良かった。もう早く地元に帰りたい。朝から晩までそんなどうにも解決できない悩みでずっと悩んでいました。毎日のように帰り道や家で泣いていました。

疲労が限界間近

1年目看護師は忙しく、毎日の残業・宿題、勉強などやらなければならないことがいっぱいでした。疲れて床で寝ることも多かったです。学生時代も課題に追われ、かなりの確率で床で寝ていました。卒業したときも疲労MAXでしたが、就職してからその疲労が限界間近になっていました。

インターネットで辞めることの情報収集をする日々

1年目の私はインターネットで「新人看護師辞めたい」「新人看護師やめていいのか」「うつ病 チェックリスト」など、辞めたいことに関することを調べまくり、読みあさってました。私のように悩んでいる人がたくさんいること、実際に1年目で辞めてその後楽しく働いている人がいることがわかりました。

辞める勇気はなかなか出なかった

インターネットでいろんな体験談を読んでも、仕事を辞める勇気は出ませんでした。

「1年で仕事を辞めるなんて根性がなさ過ぎると思われる」
「同じところで3年働くべきだ」
「3年以内、特に1年以内に辞めるのは印象が悪い」
「結婚や出産だったら辞めやすいのに」
「うつ病になれば辞められるのかな」

といろんなことを考えていました。

でも、口癖は「辞めたい」になっていたくらい、毎日辞めたい気持ちでいっぱいでした。

なんだかんだ楽しく過ごした1年目

こんなに辞めて地元に帰りたかった私ですが、1年目は同期や先輩に恵まれ、なんだかんだ楽しく仕事をしていました。同期と遊んだり、先輩に飲みに連れて行ってもらったり。今思えば都会を楽しんでいたのかも知れません。希望の部署に異動したいと思っていましたが、仕事にも慣れ、もう少しここで勉強したいなと少し思うようになりました。1年目は事例検討など課題もたくさんあり、忙しかったので、慣れてきたこの環境で少し休みたいなという気持ちもありました。

2年目に希望の部署への配属もノックアウト

2年目に念願の部署に異動になりました。大好きな同期や先輩と離れるのがさみしかったのと、慣れた部署でもう少し休みたかった思いはありましたが、嬉しかったです。異動するまでは3年目までは頑張ろうと思っていました。でも、厳しいと有名な部署だったので、最低1年は頑張ろうと思っていました。

しかし、環境の変化について行けませんでした。初日から異世界にきたような感じで逃げ出したい気持ちでいっぱいになりました。いや、逃げないと死ぬ、そんな感じがしました。

これまで蓄積された疲労では、この忙しく責任の多い新しい環境に適応できませんでした。もう限界でしたが、仕事を辞める決意はできず、母と毎日泣きながら電話していました。

何も悲しくないのに涙が止まらなくなりました。身体も限界だったのが、風邪でもないのに体中痛くてかなりの頻度で発熱していました。友達とも遊ぶこころの余裕がなくなり、もう限界だと思いました。

退職を決めたきっかけは看護学校の先生に辞めていいと言ってもらったこと

地元に帰って、看護学校に行きました。それまでも何度か学校へ行き先生と泣きながら近況を話していました。今回は本当に限界だと伝えると、「そんなに泣いてまで仕事しなくていい。帰ってきてもいい」と言ってくれました。私の中で仕事を辞める気持ちは何となくできていましたが、先生のその一言で決心がつきました。

師長さんに「辞めたい」と伝えて、なかなか退職を認めてもらえず苦労しましたが、就職してから1年3ヶ月で最初の病院を辞めました。

3ヶ月ニート生活が楽しすぎた

疲労も限界だったので、3ヶ月就職せず休みました。これまで眠れなかった分、いっぱい寝て、友達と遊ぶ余裕もできました。テレビがこんなに面白いのかと感動したのを覚えています。
この3ヶ月のお休みがあったから、私の体調は良くなり、今も元気に生きているのだと思っています。

私は辞めた後少しの間働かないで休むことをオススメします。自分だけの時間を過ごして人生楽しいと思えたからです。詳しくはこの記事にまとめました。

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2回目の転職について


3ヶ月のお休みのあと、2つめの病院に就職しました。就職先は実家から通える、地元の総合病院です。希望の部署に配属してもらうことができました。この病院が私の希望に合った病院だと思いました。

1年3ヶ月で辞めても意外と普通に働けた

経験年数がほとんどなかった私でしたが、1年目で基本的な看護技術は概ねできるようになっていたので、案外経験年数のことは気にせず働くことができました。新しい職場で「なんでそんなに早く辞めたのか」などと聞かれることもありませんでした。

とはいえ、1年ちょっとの経験しかないため、仕事を覚えるのは大変でした。でも、地元で実家から通えるのが嬉しかったです。ここでずっと働いて行くんだなと思っていました。

人間関係になじめなかった

しかし、職場の人間関係になじむことができませんでした。その職場ではいじめもあったし、次のターゲットが自分になったらどうしようかという不安もありました。都会の病院と田舎の病院の雰囲気のギャップについていけませんでした。

どうしても嫌いな人がいて心療内科に通った

お局さんもたくさんいました。その中にどうしても苦手な人がいました。
せっかく地元に就職できて、希望の部署に配属してもらえたのだから、頑張ろうと思っていました。でも、苦手な人を前にすると頭が真っ白になり、手も震え、どうしても普通に働くことができませんでした。転職したばかりだし、仕事は続けないといけないと思い、心療内科にも行きました。

頑張りたい気持ち、頑張らないといけない気持ちがありましたが、また限界になりました。全然楽しくないし、この環境で自分が染まっていくのが嫌でした。心病んでまで働く必要ある?って思いました。

2年目の終わり、1年半で2つめの病院を辞めた

いろいろ悩んでまた仕事をやめようと思いました。
転職する理由もうまく話せないし、ただ転職する勇気もなかったので、大学に編入したいと師長に言いました。しかし、環境になじめないという理由を見破られました。師長と何度も面談し、結局1年半勤めて転職することにしました。

転職して自分に合う職場を見つけて、辞めたいと思わなくなった

3年目の春に今の病院に来ました。
新しいことを覚えたり、新しい人間関係を築くのは大変でしたが、やっと自分に合う職場が見つかったと思います。3年の短期間で2回も転職した私だったので、長く勤められるのかも心配だったし、自分を信用できませんでした。でも、もう3年以上今の職場で働いています。今の職場の雰囲気は私に合っているからだと思います。転職するまで仕事も看護師もあんなに辞めたかったのに不思議と辞めたいと思わなくなりました。

3年目までに2回転職して私が学んだこと

2回の転職で学んだことは

・経験年数が浅くても転職できること
・環境を変えることはいいこと
・何回でも転職できること
・自分に合う職場がきっとどこかにあること

自分を信じて行動していいんだと思いました。

最後に 仕事を辞めようかなやんでいるあなたへ

一つの場所で頑張るのはすごくいいことだと思います。私もできればそうしたかった。でもできませんでした。限界だと思ったら、その環境から逃げてもいいと思います。

自分が壊れてしまったら本末転倒です。住む環境も職場環境も合う・合わないがあると思います。合わないところで歯を食いしばって頑張らなくてもいいと、私は強く思います。

苦しい思いをして頑張っているあなたへ

あなたは、今苦しい思いをして働いているのでしょう。
その苦しい環境で頑張り続けていることを、私はすごいことだと思います。私にはそれができませんでしたから。
でも、その苦しい環境から抜け出すも素敵なことだと思います。私は苦しい環境から逃げ出して、楽しく働けるようになりました。

仕事を辞めて失敗するのが怖いあなたへ

失敗するのが怖いと思うかもしれません。でも、私は失敗していいと思います。

実際に私は転職に失敗したから2回目の転職をしました。3回目でやっと成功しました。失敗したと思ったらまたやり直せばいい。そう思えるようになってから人生楽しくなってきた気がします。

頑張りすぎて疲れ果てているあなたへ

いろんなことに疲れて、もう何も考えられない方もいるかもしれません。そんな人は勇気を出して休むことをおすすめします。

3ヶ月休んで私の体調は驚くほど良くなりました。体調が良くなれば、また頑張る活力がわいてきます。休むのは悪いことではありません。むしろいいことだと思います。

休む方法は休職でもいいし、仕事を辞めて休むのでも構いません。疲れたときは休むのが一番です。人生は仕事だけじゃありません。仕事はやりたいことをやるためにしているものです。仕事に自分を殺されてはいけません。

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迷ったら楽しそうなほうを選んでください

仕事を辞めるのは勇気がいります。転職はものすごいエネルギーを使います。でも私は転職して良かったと思っています。あなたがどんな選択をしようが私はあなたを応援しています。
迷ったら楽しそうなほうを選んでください。あなたの人生はあなたのものです。自分を信じて納得のいく方を選んでください。
一歩を踏み出したとき、あなたの人生はもっと楽しくなることでしょう。
私の体験談があなたのお役に立てれば嬉しいです。楽しい人生にしましょう☆

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ABOUT ME
たわし
意識低い系アラサー看護師たわしです。 転職経験2回。最初の病院を1年3ヶ月で退職。次の病院も1年半で退職。現在は総合病院で楽しく働いています。 どうせ働くなら楽しく!!嫌なら辞めればいい!! 看護師・助産師の皆さんが自分らしく楽しく働けるように応援します! ゆるく・楽しく・自分らしく。 なりたい自分になりましょう♡